笹島高架下オフィス

愛知県名古屋市, Japan
Foto © Takuya Seki
Foto © Takuya Seki
Foto © Takuya Seki
Foto © Takuya Seki
Foto © Takuya Seki
Foto © Takuya Seki
Foto © Takuya Seki
Foto © Takuya Seki
Foto © Takuya Seki
Architetti
MARU。architecture
Sede
愛知県名古屋市, Japan
Anno
2022

名古屋駅近傍エリアの新幹線高架橋下に建つオフィスです。高架橋下は、都市の中で広大な面積を占めながらも、柱・梁による空間的制約や構造的制約、振動・騒音などの諸課題があり、これらを乗り越えて、最大限に場所を活用することが求められました。

改めて高架橋を見つめると、土木と建築の違いが強く意識される。スケール、素材、精度が圧倒的にかけ離れていて、都市生活を支える巨大インフラでありながら、人間の身体には無縁のように感じられます。そこで、私達はこの高架橋をいかに身体に近づけるか、そのための建築をつくることを目指しました。

具体的には、高架橋という土木的スケールのインフラに対して、木の構造体によって建築的なスケールを重ね、それぞれが自立しながら交錯する関係性によって、固有の場所を生み出すことを考えました。建築が高架橋を避けてささやかに建つのではなく、高架橋と絡まって積極的に関係を持ちながら建つあり方です。

新設の木構造体は、高架橋に構造的に依存することなく、それぞれが自律的にオーバーラップする構成としました。高架と異なるリズムで自由度の高い構造を実現するために、木の積層材と炭素繊維を組み合わせた新建材「LIVELY WOOD」を採用することにより、梁せいを最小化し、ロングスパンで跳ね出しの大きな構造を可能としている。これによって、異なるレベルの分節された床が、高架の躯体フレームの中に、様々に展開する構成を実現しています。

発注者:名古屋ステーション開発
主要用途:オフィス
構造:木造
規模:地上2階
延床面積:985.82㎡
構造設計:坂田涼太郎構造設計事務所
電気設備、機械設備設計:設備計画
施工:シーエヌ建設

Progetti collegati

  • Gebäudeadaptierungen Rathausbereich - Zwentendorf
    maul-architekten zt gmbh
  • FON - Wohnbau und Kindergarten Fontanastraße
    GERNER GERNER PLUS
  • GOLD - Wohnbau Goldberg
    GERNER GERNER PLUS
  • BENE - Wohnbau Benedikt
    GERNER GERNER PLUS
  • PUCH - Wohnbau Puchsbaumgasse
    GERNER GERNER PLUS

Rivista

Altri progetti di MARU。architecture

土佐市複合文化施設
高知県土佐市, Japan
海のコテージ
愛媛県今治市大三島町, Japan
二重窓の集合住宅
東京都大田区, Japan
みやこのじょう児童学園
宮崎県都城市, Japan
松原市民松原図書館
大阪府松原市, Japan